国立大学法人名古屋工業大学 大型設備基盤センター [ トップへ戻る ] 
TOP > 分析機器紹介 > 熱分析室
サイトナビ

ご案内


大型設備基盤センター 化学分析・生命科学系

熱分析室

電子スピン共鳴装置写真

設置場所

大型設備基盤センター(22号館) 3階314室

装置管理者・連絡先

この装置の設備取扱責任者、相談員、オペレーターは、人員配置にてご確認ください。


原理

熱分析システムは無機物をはじめ、金属、一般薬品、有機、合成繊維など、あらゆる分野の物質の熱的特性の状態解析や反応機構等の解析の手段として、広い応用範囲を有しています。

TG―DTA

DTA原理 TG(熱天秤、Thermo-Gravimetry)は、試料を一定速度で加熱、冷却しながら、その重量を連続的に測定する技術です.試料の重量変化と温度の関係から、分解、酸化、還元、昇華、吸着、脱着などの反応に関する情報が得られます。  DTA(示差熱分析、Differential Thermal Analysis)は、試料と基準物質を同一の熱的条件で加熱、冷却し、両者の間に生じる温度差を精密に測定する技術です.DTA原理を右図に示します。通常TGとDTAは一体となっており、TG―DTA装置と呼ばれます.



DSC(示差走査熱量分析、Differential Scanning Calorimetry)

DSCの原理 DSCとDTAは基本的には同様の測定方法です.ただし、DTAは試料内の熱伝達関数が関係するため、反応熱量の定量的評価ができません.それに対して DSCでは、試料と基準物質を熱的に分離し別々にエネルギ入力を与えることにより、両者の温度を等しく保つために必要なエネルギ入力の差を測定しま・キ.この方法では熱エネルギを電気のジュール熱で与えるので、反応熱を定量的に測定できます.DSCの原理を右図に示します。



装置性能および仕様

示差熱分析装置(TG―DTA)  TG8101D ・TG8120
示差走査熱量計(DSC)     DSC8230L・DSC8230(EVO)

モデル 差動型高温TG-DTA差動型高温TG-DTA
型名 TG8101DTG8120
ホルダの型 ツインホルダ ツインホルダ
測定温度範囲 室温〜1300℃ 室温〜1300℃
測定雰囲気 大気、不活性ガス、ガスフロー
試料量 最大 500mg 最大 1g
TGレンジ ±0.1〜±250mg
/フルスケール
±0.1〜±250mg
/フルスケール
分解能  1m g  0.1mg
DTAレンジ ±1.5〜±1000μV / フルスケール
加熱炉 抵抗炉 抵抗炉
モデル 高感度DSC高感度DSC
型名 DSC-8230LDSC-8230(EVO)
測定方法 熱流速形 熱流速形
測定温度範囲 室温〜725℃
−150〜200℃
冷却アタッチメント付加時 
室温〜725℃
DSCレンジ ±0.1〜±100mW
/フルスケール
±0.1〜±100mW
/フルスケール
加熱炉 抵抗炉 抵抗炉

DTAおよびDSCにおける発熱と吸熱ピークの原因

現象 吸熱 発熱 現象 吸熱 発熱
物理的原因 化学的原因
結晶転移 化学吸着  
融解   析出  
気化   脱水  
昇華   分解
吸着   酸化度低下  
脱着   酸化(ガス中)  
吸収   還元(ガス中)  
    酸化還元反応
    固相反応


分析試料 操作上の注意

試料は固体粉末、液体など、あらゆる状態の試料について測定可能です.試料用セルには白金製とアルミ製があり、測定温度で使い分けます.また、低い温度(500℃以下)で試料を封入する必要があるときはアルミ製セルを利用して下さい.白金セルでは試料の封入はできません.アルミ製のセルは常備していますが、白金セルは利用者がご用意下さい(学内振替でも購入できます)。

カタログがありますので、管理責任者もしくは、オペレータに問い合わせて下さい。また、測定中に急激な反応や多量のガスを出し、装置内を汚染するおそれのある試料の測定については前もって相談して下さい。



利用方法及び利用料金(学内)


操作は利用者が自分で直接行うことを原則とします.管理責任者の許可を得て、機器の使用法に習熟して、利用して下さい。
使用申し込みはポータル内の機器分析受付システムから申込みください。
システムへのアクセス方法については学内利用案内をご確認ください。
使用開始時間および終了時間、処理温度、物質名等は備えつけのノートに記入して下さい.新しく装置をご利用になりたい方は管理責任者にご相談下さい。

従来から設置していた熱分析装置TAS100が老朽化しましたので、更新する目的で平成6年度に新鋭のTAS300を導入しました。今までTAS100で測定していたものの多くはTAS300でより精度良く測定できます。

利用料金は、学内利用料金表をご参照ください。


学外の方へ

ご相談、または受託試験を希望される学外の方は、受託試験案内をご覧下さい。



         
国立大学法人名古屋工業大学 大型設備基盤センター [ ページトップへ戻る ]